一月場所が終了したと思ったら、話題はすぐ
さま理事候補選挙に移った。それも貴乃花
一門から2人出馬して11人による投票になり
そうだという。2人というのは貴乃花と阿武
松(元益荒雄)である。そこで、各テレビ
番組は一門の票を読み、さらに他の一門から
流出する票がどうなるかで結果を予想して
いる。
<スポニチの記事>
しかし、根本的なことをいうと票が割り振ら
れていること事態が異様なのである。一門は
必ずしも同じ考え方の集合体ではない。基本
的には本家、分家の関係を中心として他系統
を組み入れた集合体である。理事候補選挙は
一門のボスへの忠誠心を試されている仕組み
で成り立っており、談合なのである。もちろ
ん例外はある。
立候補者は絞られてきているが、何をやり
たいために立候補するのかは、まるで伝わっ
てこない。投票先も本来なら理事としての
これまでの2年間を評価してしかるべきで
ある。そういう意味で投票は浮動票である
べきなのだが、コアな部分はなぜか固定票で
ある。こうしたカタチは適材適所にはつな
がらない。
<スポーツ報知の記事>
ここのところ不祥事が相次ぐ相撲界だが、
有効な解決策は打ち出せていない。新しい
委員会を立ち上げれば、対策ができたような
錯覚に陥るが、どうもお役人的発想である。
こうした一面からも今の理事候補選挙の仕組
みが有効に働いているとは、とうてい思え
ない。
星取表を購入。
興味深いテーマをこれからもお届けます。
↑↑↑↑↑↑↑↑