大相撲

■秋5日目 相撲の安定度ナンバー1は誰

2016年9月15日

序盤戦5日目にして、横綱大関陣は初めて
安泰だった。稀勢の里は横綱・大関戦が初の
貴ノ岩相手に落ち着いて相撲を取った。突き
押しから左四つ、上手も取り、万全の体勢で
寄り切った。初日から要注意の対戦相手が
続いたが、ようやく新鋭になり、完勝した。
序盤戦を終えて、全勝豪栄道、1敗日馬
富士・琴奨菊、2敗鶴竜・稀勢の里・照ノ富士
という成績である。どの力士も正直安定度が
乏しい。

白鵬は抜群の安定度だった。いつまでも不利
な体勢でいることはなく、反応が速かった。
それが横綱勝率8割8分8厘という双葉山を
しのぐ数値を出してきた。しかも双葉山は東
西制の取組時代があるが、白鵬は部屋別総当
たりの中での数値である。白鵬が不調のとき
や休場のときは、波乱の傾向がある。本来
なら優勝のチャンスなのだが、白鵬不在の中
で今場所安定度が高いのは誰か。白鵬の安定
度を10とした場合の数値を出してみる。

まず、大関陣。照ノ富士は安定度以前の問題。
大関の力があるのかもうひとつ信用できない。
安定度はとりあえず3。琴奨菊は強いときは
馬力があり、一方的な相撲となる。だが、ひと
たび歯車がくるうともろさが顔を出す。安定度
は5。

豪栄道は今のところ全勝である。危なかった
のは栃煌山戦である。得意の(?)首投げで
なんとかしのいだ。豪栄道の場合大関以上
との対戦に不安がある。先場所は全敗で
ある。安定度は5。今場所の稀勢の里は、
出だしをくじかれ、窮地に陥っている。先場所
の松鳳山戦のように思いがけない敗戦がある。
今場所の安定度は5である。五月場所なら8
である。

横綱陣はどうだろうか。鶴竜は引きが出ると
負ける。パワーで圧倒されると危ない。もと
もとうまさで相撲を取るタイプだけに立ち
合いから十分の体勢をつくって相撲を取る
タイプ。安定度は6。2連覇を狙う日馬富士。
七月場所は初め悪くてどんどん調子を上げて
きた。日馬富士は手順良くいくときはいい。
しかし、力の勝負になるとてこずる。安定度
は6.5である。

明日から中盤戦。優勝のチャンスは2敗ある
いは3敗まで可能性がある。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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