元照ノ富士の伊勢ヶ濱親方の処分が決まった。暴行事件は2月21日、
報告は24日だから44日かかった。本場所15日を別にしても29日であ
る。慎重な調査・判断が求められたのか時間はかかった印象である。
指導すべき師匠の立場にある者の弟子伯乃富士への暴行であった。

伯乃富士にも問題行為はあった。宴席に出席している後援者の知人
女性の太ももにタッチしたという。伯乃富士は泥酔状態でさらに問
題を重ねないために伊勢ヶ濱は拳で殴って平手打ちした。協会は暴
行をなくす方向でこれまで指示してきた。しかし、それでも繰り返
しおこる。
これまでも立場が上の者が下の者への暴行であった。ただ、暴行し
た者がどうなったか知らないわけではなかろう。知られざる暴行事
件もけっこうあった。
常の山土俵上でのパンチ事件
時津風部屋、新弟子暴行死事件
朝青龍、知人暴行事件
元金親、マネジャー暴行事件
琴冠佑取組後対戦相手の支度部屋への乱入暴行
伊勢ヶ濱への処分はくだされた。
2階級降格 委員待遇年寄から平年寄へ
3カ月の報酬10%減額
元白鵬の宮城野は弟子の暴行だったが、上記に加え、部屋閉鎖に追
い込まれている。協会への報告が遅れたことが理由であった。おま
けに期限を明らかにしなかった。裁判で刑期を明らかにしない判決
があるか、と言われた。

それにしても相撲界の暴行はいつまで経ってもなくならない。歴史
は繰り返す。暴行は忘れたころにやってくる。とは言っていられな
い。昔は一枚違えば家来同然、一段違えば虫けら同然という言葉さ
えあった。とにかく、上に立つ者は模範を示し、感情に走らないこ
とである。