大相撲テレビ放送は初日早々波乱の幕開けだった。17時3分から地
震情報に切り替わったのである。要するに後半は総合及びBSでは放
送されなかったわけである。いや厳密には放送された局がある。NH
KのBS4Kである。これを録画していれば見ることはできる。ただし4
K用の専用録画ディスクでなければ再生はできない。
ほかにアベマTVがある。アベマが映る専用テレビがあるという。そ
れにしてもこんなとき民放があればとつくづく思う。昭和30年台後
半から昭和40年台初期は5局が同時放送していた時期がある。TBS
は天竜、フジテレビは東富士が解説していた。民放が撤退したのは
放送料の値上げによるものであった。

その後十一月場所の放送はどうなったか。
2日目 国会中継により17時5分から総合放送。
3日目 国会中継により17時5分から総合放送
4日目 16時57分から総合放送
8日目 15時18分から総合放送
14日目 16時3分から総合放送
国会中継は大相撲放送の天敵であることは変わらない。要するにNH
K放送を頼りとすることはできない。いまやNHK事態が大相撲の天敵
といってもいい。NHKはいやな存在になってきた。
BSで見ればいいかもしれない。しかし総合とBSではいい受信料がか
かる。4K放送民放は撤退していくときく。まして録画容量は大き
いという。

気まぐれNHKが大相撲放送独占ではいささか心もとない。春は選抜
高校野球を優先させる。学生の野球が商売でやっている大相撲より
優遇される。NHKに頼れない大相撲!これが十一月場所の大相撲中
継の教訓である。