3代目若乃花は思いがけず横綱に昇進した。横綱在位は11場所でそ
の内訳は以下である。
12勝以上2場所
10勝2場所
9勝1場所
7勝1場所
休場(引退場所含め)6場所
従って年間72勝以上には無縁であった。

武蔵丸は大関在位32場所で琴櫻と並んで横綱としては最長タイ記録
者である。ただ、琴櫻は32歳で横綱になったが、武蔵丸は28歳だっ
た。武蔵丸は1度だけ72勝以上ある。平成13年のときである。14勝
-12勝-13勝-12勝-9勝-13勝優勝である。73勝だった。
惜しかった年が平成6年である。関脇から大関に昇進したが、71勝
でおわった。この時15戦全勝で初優勝している。また平成11年の大
関から横綱にあがった年は70勝止まりであった。

朝青龍は年間72勝以上を3回達成している。横綱に昇進した平成15
年は途中休場により成し遂げられなかった。最初の達成は平成16年
であった。15戦全勝優勝-15戦全勝優勝-13勝優勝-13勝優勝-9
勝-13勝優勝で78勝をあげた。翌平成17年も年間72勝以上を達成し
た。15戦全勝優勝-14勝優勝-15戦全勝優勝-13勝優勝-13勝優勝
-14勝優勝で84勝とハイラベルとなった。年間すべて制覇した。こ
のころの朝青龍は一人横綱であった。

白鵬が横綱になったのは平成19年であった。この年朝青龍は八月の
巡業を休んで母国モンゴルでサッカーをして問題になった。そのた
め2場所出場停止になった。最後の72勝以上は平成21年であった。
14勝優勝-11勝-12勝-10勝-14勝優勝-12勝で73勝をあげた。翌
年知り合いへの暴行事件で引退させられた。形は自主引退にした。