相撲仲間のT氏が全日本力士選手権大会に行ってきた。全日本力士
選手権大会はある時期から観戦者は明治神宮の関係者だけになった。
それ以前は誰でも入れた。だから近年は記憶から消えていた。T氏
は筆者と本場所を一緒に観戦するK氏のはからいとお力添えで観戦
できたという。そのT氏が詳細のメモと写真数点をパソコンで送っ
てきた。それをもとにどんな全日本力士選手権大会だったか探って
みた。
全日本力士選手権大会は10時開場、12時半スタートである。T氏は
9時半に国技館に着いたがすでに入場は始まっていた。自由席だか
ら早い者順である。ただし、東のマス席は特別な席のようだった。
とにかく3時間待たなければならない。明治神宮では横綱が奉納土
俵入りをしている。

12時半役員、選士(力士とはいわず)、行司が入場した。そして以
下が進行していった。
明治神宮遥拝
国家斉唱
八角理事長挨拶
宮司挨拶
優勝旗返還
前回優勝者の琴櫻が休場のため師匠の佐渡ヶ嶽(元琴ノ若)が代行
した。
宣誓
大の里が宣誓した。

十両16人によるトーナメントが始まった。16人はどうやって選ばれ
たか検討がつかなかった。番付順ではない。新十両の西ノ龍が入っ
ている。優勝は荒篤山であった。琴栄峰-三田-風賢央-朝白龍と
勝ち抜いていった。
幕内は32人によるトーナメントだった。ここでも選出基準はわから
ない。獅司、友風、翠富士が入っている。優勝戦に進出したのは両
横綱だった。大の里は安武剋-伯桜鵬-宇良-熱海富士に勝ってい
った。豊昇龍は草野-王鵬-若元春-欧勝馬と勝ち抜いていった。
大の里対豊昇龍戦は豊昇龍が制して優勝を達成した。

優勝豊昇龍、準優勝大の里、十両優勝荒篤山の表彰が明治神宮及び
日本相撲協会によっておこなわれ、大会は終了した。