前日は雨が降る直前の天気の中並んだが、本日は一転して晴れだが
暑い日になった。並んでいる方の中には日傘をさす人が目立ってき
た。筆者は開場1時間前に並んだが、暑さはさすがにこたえた。前
日よりは前の位置だった。周囲の話では前日に続いての引退大相撲
の方であるようだ。兵庫県人会が連日いらしているとの情報が耳に
入った。
前日の貴景勝引退大相撲は90%の入場者数であった。妙義龍の場合
は77%くらいの入りに映った。11時半ふれ太鼓で始まった。出しも
のに妙義龍最後の一番が記してあった。これは妙義龍の小さな長男・
次男との相撲であった。妙義龍が息子たちに花をもたせて最後の一
番を終えた。

断髪式前に日本体育大学理事長松浪健四郎氏が妙義龍とともにあい
さつした。断髪する人数は400人であった。元阿武咲、元松鳳山な
どがはさみをいれた。向きはずっと正面であった。女性部門、およ
び親族部門はなかった。

五十音順のはさみが終わると力士OBがはさみをいれた。佐田の海父
や吉の谷などが登場した。一門、埼玉栄・日体大関係を中心に親方・
力士の順ではさみを入れた。境川部屋所属では元寶千山の立田川、
元豊響の山科、元岩木山の関ノ戸が親方として、西ノ龍、佐田の海、
平戸海が力士として断髪に参加した。
師匠境川(元両国)の前に義父と二人の息子がはさみを取った。最
後に師匠が止めばさみを入れ四方に礼をした。妙義龍が挨拶した。
多くの方に支えられた相撲人生を語った。最後に花束を母にささげ、
自身は幼い長女から花束を贈られた。こうしてつつがなく妙義龍引
退振分襲名披露大相撲は終了した。
