本日は浅香山(元魁皇)部屋幕下4人衆がそろって登場した。それ
だけではない。魁清城、小原、魁勝、魁郷はそろって全員勝利した。
めったにお目にかかれない光景の5日目になった。さて、幕内はど
う展開したか。
森永賞は安青錦対霧島戦となった。霧島は4勝である。横綱・大関
をさしおいたということは安青錦への期待の大きさがうかがえる。
先場所、霧島は内無双に敗れている。その対策はできているか。

相撲は、立ち合いがあわず3回目に立った。突き合いのなかから互
いに左差し。安青錦が低く構えた。霧島が巻きかえにいこうとする
とき安青錦はとっさに出し投げで後ろについて送り出した。安青錦
は着実に地力をつけてきている。
前日1敗した大の里はもう負けられない。結びの一番で王鵬と対戦
した。先場所負けただけにリベンジ第3弾となった。しかも横綱初
黒星であった。

勝負は短時間で終わった。王鵬がのど輪で攻めるも大の里はこらえ
てつぶすような突き落としで決めた。大の里のパワーがまさった一
番となった。あと一人が琴勝峰である。
豊昇龍は優勝した一月場所で負けている熱海富士と対戦した。これ
まで熱海富士は同部屋の照ノ富士との対戦はなかった。これが初の
横綱挑戦になる。勝負はあっさり決まった。豊昇龍は突き上げて起
こして右四つ一気の寄りで決まった。

万全であり、強さを発揮した。この相撲が取り続けられば優勝争い
に加われる。これまであった取りこぼしがなく、5連勝となった。
序盤を相撲内容・成績ともいい出だしとなった。
本日は大雨が予報されていたが、打ち出し後まだ降っていなかった。
狭い地域によって大雨は異なるが、安堵のなか国技館を後にした。