朝乃山の休場が続いている。十一月場所は幕下筆頭に番付を下げて
7休の全休。これで七月場所途中休場から不戦敗をいれて33日間連
続休場となった。これは今年(2024年)七月場所4日目、一山本戦
でおこった。
一山本に寄り倒されたとき左膝のじん帯を痛めたことが起因してい
る。見た瞬間大変なことになったと思った。朝乃山は地力で立ちあ
がれないほどの大ケガであった。治療には半年以上かかるとの見通
しが出ている。稽古ができるとなったらさらに時間を要する。
朝乃山は実に休場が多い。出場停止を別にすれば現時点で8場所休
場している。ここ2年では7場所と集中している。年齢は30歳にな
った。ベテランの域にはいってきた。
朝乃山は幕内に復帰できるのか。来たる一月場所の出場は簡単では
ない。以前出場停止で三段目から再スタートしたときは5場所を要
して幕内にたどりついた。今度はケガだけに順調にいくとは限らな
い。
大関復帰、幕内優勝などもう大きくは望めない。だが、せめて幕内
復帰は果たしていただきたい。このまま終わるとは信じたくない。