10月1日、魁聖の引退大相撲が関係者だけでおこな
われた。魁聖ほどの人物ならお客さんをいれても十
分いけそうな気がするが、そうはならなかった。魁
聖とはどんな力士だったのか。
魁聖 ブラジル出身 友綱(元魁輝)部屋
最高位関脇 敢闘賞3回 幕内在位60場所
ブラジル出身はこれまで3人関取がいたがいずれも
十両止まりだった。
忘れられない一番は2018年七月場所10日目の大関高
安戦である。結びの一番で勝った時の館内のどよめ
きと反応がすごかった。
引退後現在は浅香山(元魁皇)部屋に移籍している。
引退大相撲には知り合いが断髪式に参加した。その
様子を電話できいてみた。また、写真を数枚送って
いただいた。
11時、入場。エントランスで魁聖と夫人が関係者と
記念写真におうじていた。断髪式は12時に始まった。
席は正面、東西が使用された。まず後援会会長と挨
拶に立つのは魁聖だけでなく、浅香山も立った。か
なり異例のカタチだ。
断髪が始まった。人数の発表はなかった。時間の都
合上、元安美錦の安治川、照ノ富士、翠富士、熱海
富士は先にハサミを入れた。粛々と断髪は続いた。
女性枠もあり、こちらもかなりの方が参加した。そ
の中に琴剣夫人がいた。
肉親では妹、母、夫人、そしておかみさんが続いた。
弟、そして浅香山部屋力士全員がハサミを入れた。
力士として、天照鵬、千代丸、宝富士が参加した。
親方として元旭日松の桐山、元千代ノ国の佐ノ山、
元石浦の間垣、元誉富士の楯山、元白鵬の宮城野、
元智ノ花の玉垣、元旭富士の伊勢ヶ濱、そして引退
時の師匠元旭天鵬の大島がハサミを入れた。最後は
元魁皇の浅香山がとめばさみ入れた。二人で一礼を
して断髪式は終了した。始まってから2時間20分経
過していた。