これからの話は人から聞かされたものであくまで噂
の域を出ないものである。まず、そのことをお断り
しておく。
●松鳳山が協会に残れなかったわけ
表面的には年寄株がなかったからである。あるいは
長い間元若嶋津の部屋の看板力士だったのに、元若
嶋津が荒磯の株を譲られなかったことである。
しかし、それ以前の問題だという。松鳳山は現役の
とき、野球賭博で正直に申告せず、のちになって明
るみになったことがあった。そのため、出場停止処
分となった。これが心象を悪くした。現役続行は温
情でよしとしたものの引退後、協会に残るのはまか
りならんというのだ。
これが本当なら朝乃山だって危ないことになる。あ
るいは出場停止処分になった力士はだって協会に残
れない恐れはあることになる。ただし、あくまで噂
に過ぎない。
●志摩ノ海井筒部屋へのウルトラC構想
志摩ノ海が元逆鉾の娘と結婚したことで引退後は井
筒の株で協会に残れる。それでは井筒部屋を起こせ
るかというと、そうはいかない。現在井筒部屋はな
い。ということは井筒部屋を起こす場合は独立にな
る。
ところが独立は次のいずれかの条件が必要である。
最高位横綱・大関
関脇・小結を25場所以上務める
幕内通算60場所以上務める
これでは志摩ノ海は独立できない。
それが部屋の継承となるとかなりゆるやかになる。
幕内12場所
幕内と十両合わせて20場所
上記を満たさない場合でも理事会の承認がある場合
そこであくまで噂だが、志摩ノ海はまず、木瀬部屋
を継ぐ。それから井筒部屋に名称を変更するのであ
る。部屋の建物は立て直した旧井筒部屋に構えると
いうのである。しかし、元肥後ノ海の木瀬が志摩ノ
海に部屋をゆずるか疑問である。まして井筒部屋へ
の布石だとしたらなおさらである。
以上はあくまで噂の域でない話である。あえて掲載
したのはこうした発想、推察力は筆者にはないもの
だったからである。