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◆25初 初日 注目の三番を分析

一月場所が始まった。なじみの顔とも再会である。国技館南門で、
昨年佐渡ヶ嶽部屋で出合った知り合いとおち合った。懐かしさで話
はつきず長話となった。7時から入り待ち、出待ちをしているとの
ことであった。時津風(元土佐豊)親方にサインを求めたりしてい
た。友人と五月場所は一緒に観戦する予定である。

結びの一番で日本で行われるメジャーリーグの試合の懸賞がまわっ
た。結びには2場所全休明けの照ノ富士が登場した。対戦相手は再
小結の若隆景である。若隆景の立ち合い一瞬の肩透かしに照ノ富士
はばったり手をついた。あっさりついた勝負に唖然とした。照ノ富
士は初日早々黒星スタートとなった。

<照ノ富士初日黒星>

まだ一番終えただけだが、不安を感じさせる相撲であった。力を発
揮する間がなかった。2日目は隆の勝である。あたってからの突き
落し、あるいはもろざしなどでゆさぶりをかけるかもしれない。七
月場所の本割では負けている。連敗はできないだけに照ノ富士は追
い込まれる恐れがある。

先場所優勝の琴櫻は隆の勝と対戦した。上手が取れない体勢になっ
ても、無理攻めはしなかった。辛抱のなかから上手を引き右四つ。
相手に上手を与えない体勢にもち込んだ。万全の寄り、向こう正面
で勝負を決めた。琴櫻の落ち着いた一番となった。

<琴櫻周防日白星>

大の里は翔猿と組まれた。翔猿の動きをよく見て取れば問題はなか
った。だが大の里は勇んで出て、これしかない翔猿の引き技にはま
った。大の里は今年横綱になれるか、という問いに素直にうなずけ
ない。昨年は取り口があまり知られていなかった。だが、今年は違
う。2日目は霧島と対戦する。

<大の里不覚>

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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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