大相撲

時の流れ

2015年2月13日

手元に1冊の雑誌がある。1971(昭和46)年「相撲」の
5月号増刊「あなたも相撲通になれる」である。当時は
玉の海、北の富士が横綱に昇進して7場所たっていた。
大鵬はこの後の五月場所で引退している。これが当時の
相撲界である。
相撲増刊
<相撲5月号増刊あなたも
相撲通になれる>
 
主な目次は
栃・若現代力士を斬る
角界の「ン?ムムム…」を解く
私の選んだ昭和力士ベストテン
技の移り代わり△デゴイチからヒカリへ
相撲部屋経営白書
相撲放送の見どころ聞きどころ
ニ所ノ関王国の秘密
など。

上記以外に現・相撲界全力士写真名鑑がある。さすがに
現役力士はみな退いているが、目に付いた点はある。
部屋持ちの親方では友綱親方が西野の名で幕下にいる。
北の湖は五月場所に十両昇進を決めていた。一代年寄で
独立して部屋を持つのは引退後である。
20120520千秋楽表彰 734
<友綱親方>
 
消滅した部屋が多い。二所ノ関(佐賀ノ花)、三保ヶ関
(初代増位山)、大山(松登)、若松(鯱ノ里)、伊勢ヶ浜
(照国)、間垣(2代目清水川)、中川(清恵波)、木瀬
(清の盛)、花籠(大ノ海)、二子山(初代若乃花)など
多くを数える。( )は現役名で後継者の代で消滅した
ケースもある。

行司では現在の37代木村庄之助は木村三治郎の名で下から
3番目である。呼び出しは昨年(2013年)十一月場所で
定年を迎えた秀男が下から2番目に位置している。
150124十四日目幕内 124
<37代木村庄之助>
 
昭和は確実に遠くなっている。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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