琴櫻は去る一月場所で大関在位15場所を経過した。気になるのは7
場所連続1ケタ勝利中であることだ。5勝が1場所、8勝が5場所、
9勝が1場所である。これが恒例化してきた。当然優勝争いはして
いない。
大関は協会の看板であり、特別待遇である。それでいて責任は果た
せていない。存在感を示せていない。これでは地位だけ大関と言わ
れても仕方がない。新大関から3場所は2ケタ勝利だった。大関5
場所目には優勝もしている。

大関琴櫻はいったい誰に負けているのだろう。最多敗は大の里であ
る。8敗であるが1不戦敗を含んでいる。次が豊昇龍と霧島で6敗
である。さらに王鵬に5敗している。優勝したときの1敗も王鵬で
ある。
琴櫻が大関で4敗している力士が5人いる。安青錦、高安、宇良、
大栄翔、阿炎である。安青錦には4連敗中である。高安には3連敗
したことがある。大栄翔が最後に勝ったのは5場所前、阿炎は6場
所前である。それでも対戦するときは要注意である。

琴櫻は今後新3強大の里・豊昇龍・安青錦には勝てなくなっていく
かもしれない。だとすると関脇以下の負けを少なくしなくてはいけ
ない。不利な体勢になっても勝ち抜く地力が必要である。三月場所
はまず2ケタ勝つことである。新3強の一角を破ることである。28
歳、まだやれる年齢である。