現代相撲部屋の系統8

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佐渡ヶ嶽部屋から独立した部屋に元琴風の尾車部屋、元琴欧洲の鳴
戸部屋、元琴奨菊の秀ノ山部屋がある。尾車部屋からは元豪風の押
尾川部屋が独立している。また佐渡ヶ嶽部屋出身の元琴錦は尾車部
屋に移籍していた。元琴錦は年寄名跡を渡り歩いていた。朝日山に
確定して部屋を興した。

元琴風の定年で尾車部屋は閉鎖したが、弟子は押尾川部屋と二所ノ
関(元稀勢の里)に分かれて移籍した。元嘉風の中村は二所ノ関に
移籍後、独立して中村部屋を興している。旧陸奥部屋を使用してい
る。佐渡ヶ嶽系統は発展途上である。

左から琴欧洲、佐渡ヶ嶽、琴奨菊

消えた二所ノ関本家から独立した部屋に片男波部屋がある。興した
方は荒法師2代目玉乃海である。金色のまわしで初の九州場所で優
勝している。

だが、二所ノ関からの分家独立は玉乃海のとき大きなお家騒動とな
った。昭和36年一月場所を最後に玉乃海は引退した。玉乃海は5月
に片男波部屋を興し、内弟子の移籍を二所ノ関(元佐賀ノ花)に申
し出た。内弟子には四股名に玉の字をつけていた。しかし、二所ノ
関は1年間待ってほしいという返答だった。

1年後の5月、片男波(元玉乃海)は約束の履行を二所ノ関に迫っ
た。すると十両の玉嵐、新川(前名玉響)と幕下の玉乃島、玉兜は
2年待ってくれという。二所ノ関に約束を反故にされ、片男波は強
引に内弟子19名を五月場所の前に移籍させてしまった。

玉乃海のブロマイド

これに対し二所ノ関は上位4名と未成年以外の力士の廃業届けを協
会に提出するという対抗手段に出た。先代の二所ノ関だった玉の海
(現役は玉ノ海で放送の解説者名は玉の海)氏が仲介にはいった。
片男波の内弟子は五月場所後に片男波が二所ノ関に移籍料を払って
移籍することになった。ただ関取だった玉嵐の移籍は約1年半後に
なり、新川は移籍前に廃業したため、片男波の内弟子でありながら
二所ノ関部屋所属のままで力士人生を終えた。

しかし、廃業届けを出してしまった9名に関しては受理した協会を
巻き込んだ問題となった。結局廃業届けをだされた力士は10枚降格
と場所中の不出場は黒星扱いとなった。また、二人の親方は場所中
謹慎処分となった。玉の海氏は一門の大部屋の後継者になった者に
権力が集中する最高幹部の独裁に問題があり、協会の体質に諸悪の
根源があると指摘した。

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この記事を書いた人

無類の相撲好き。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。お問い合わせなどあれば管理をお願いしてる masaguramさんまでX(Twitter)ください。

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