2025年春場所優勝予想:注目の力士と優勝争いの徹底分析

1. はじめに:波乱の大阪春場所に向けて

みなさん、こんにちは。いよいよ2025年の大相撲春場所(大阪場所)が始まりました。相撲ファンにとっては、待ちに待った一年最初の大きな土俵ですよね。春場所は古くから「荒れる」とも言われ、番付上位の力士ですら油断ならないのが特徴。今回の番付発表を見ても、新横綱の誕生や大関陣の動向など、見どころ満載です。早速、今場所の注目力士たちや優勝争いの展望を徹底的に分析していきましょう!

2. 横綱・大関陣の分析:頂点を狙う実力者たち

2.1. 横綱 豊昇龍:新時代の幕開けとなるか

まずは、初場所での優勝を引っ提げて横綱に昇進した豊昇龍に注目です。1958年の年6場所制以降、新横綱で優勝したのはわずか5人(大鵬、隆の里、貴乃花、稀勢の里、照ノ富士)のみ。豊昇龍がここに名を連ねることができれば、大きな偉業となります。

ただし、初日の小結・阿炎との一番でまさかの黒星スタート。新横綱として9人連続白星という記録を阻まれ、しかも前場所千秋楽で負った怪我の影響も懸念されます。豊昇龍自身も、横綱の地位に立つ責任感や重圧を語っており、今後の立て直しが注目されます。横綱として初めて迎える今場所、果たして彼はどのような相撲を見せてくれるのでしょうか。

2.2. 大関 大の里:勢いそのままに頂点へ

続いて、昨年だけで2度の幕内優勝を果たし、ついに大関へと昇進した大の里。横綱・豊昇龍との対戦では一進一退ですが、序盤から6勝1敗と好成績をマークし、今場所の優勝候補として名が挙がっています。

大の里は過去に序盤戦で星を落としがちだった課題がありましたが、今場所はそれを克服している印象。阿炎や金峰山といった苦手力士との対戦をどう攻略するかが、優勝争いのカギになりそうです。勢いに乗っている大の里が、そのまま頂点に駆け上がるのか要注目です。

2.3. 大関 琴櫻:崖っぷちで迎える春場所

もう一人の大関、琴櫻は今場所が初の角番。つまり負け越せば大関から陥落するという大事な土俵になります。前場所では優勝争いに絡む好成績を残しながらも、千秋楽で豊昇龍を破る一方で、やや消極的な取り口が目立ったという声も。今回は角番ならではのプレッシャーがある中で、どのように力を発揮するのかがポイントです。

苦手としている霧島や尊富士との取組が続くと苦戦は必至。すでに序盤で3勝3敗と星を落としているものの、ここから盛り返す可能性も十分にあります。大きな体を活かした前へ出る相撲で踏ん張りたいところです。

2025年春場所 横綱・大関陣 データまとめ

力士名階級前場所成績今場所成績 (途中)主な考察対戦成績ハイライト
豊昇龍横綱12勝3敗 (優勝)4勝2敗新横綱。初日黒星や怪我の影響が懸念。重圧との闘いが課題。熱海富士 3勝5敗、阿炎 4勝4敗 等
大の里大関10勝5敗6勝1敗昨年2度の優勝。今場所は序盤から好調で優勝候補の筆頭。若元春・熱海富士に全勝 等
琴櫻大関 (角番)12勝2敗3勝3敗初角番。苦手力士との対戦多く、星次第では大関陥落も。霧島に0勝3敗、尊富士に0勝2敗 等

3. 三役・平幕の注目力士たち

3.1. 関脇 大栄翔:大関獲りへ邁進

関脇に名を連ねる大栄翔は、得意の突き押し相撲で上位陣を脅かす存在。前回の初場所では11勝を挙げており、大関取りを視野に入れています。大関陣との対戦成績も互角に近く、さらなる上昇が期待されます。今場所は4勝3敗とまずまずの出だし。後半戦でどこまで貯金を増やせるか注目しましょう。

3.2. 関脇 王鵬:大鵬の孫、覚醒の時

祖父が伝説の横綱・大鵬、父が元関脇・貴闘力という相撲一家出身の王鵬。三役以上の力士にも堂々と勝ち越す実力を備えており、今場所は関脇昇進を果たしました。ただ、序盤は2勝5敗とやや苦戦。関脇の壁に苦しみつつも、後半の追い上げに期待したいところです。

3.3. 小結 霧島:元大関の意地

元大関の霧島は、小結の地位で今場所を迎えています。上位の経験値は折り紙付きで、4勝3敗と上々のスタート。琴櫻に対しては好相性であるだけに、対戦が組まれれば番狂わせも十分考えられます。

3.4. 小結 阿炎:爆発力を持つトリックスター

阿炎の最大の魅力は、その爆発力。なんと初日には新横綱・豊昇龍を破る金星を挙げ、今場所も“台風の目”となりそうです。大の里や琴櫻との対戦成績は互角かやや上回っており、いつ上位を喰うかわからない怖さがあります。すでに4勝2敗と好スタートを切っており、今後も目が離せません。

3.5. その他注目力士

  • 白王・青西:若手の成長株。白王はすでに幕内定着、青西も昇進間近と評判で、将来が楽しみです。
  • 尊富士:前頭十二枚目ながら序盤5勝2敗と好調。安定した取り口で上位進出を狙います。
  • 宇良:独特の取り口でファンを沸かせる人気力士。奇抜な技が飛び出すか要チェックです。
  • 熱海富士:大関候補の一人として名前が挙がるが、今場所はやや苦戦スタート(3勝4敗)。
  • 若元春・若隆景:兄弟で同時昇進を期待される実力者。若元春は4勝3敗、若隆景は2勝5敗と出遅れ気味。
  • 朝乃山:元大関。復帰後の成績次第では再度の大関取りも期待されます。
  • 安青錦:新入幕ながら力をつけており、幕内の圧力にどう対応するか注目。
  • 再入幕組(獅司、竜電、佐田の海、朝紅龍、白熊 など):復活の場所として、それぞれの取り口に期待が集まります。

4. 序盤戦の分析と今後の展望

序盤を終えて、6勝1敗で首位を走るのは大の里・高安・美ノ海の3人。横綱・豊昇龍や前頭六枚目の尊富士が5勝2敗で追う展開です。大の里が予想どおり安定した成績を残している一方、新横綱・豊昇龍は初日の黒星もあって出遅れ気味。ここからどう立て直すかが大きな注目点となります。

特に気になるのは、

  • 大の里:このまま独走できるか?
  • 豊昇龍:新横綱の責任感を背負いつつ巻き返しを狙えるか?
  • 台風の目となりそうな阿炎・尊富士・美ノ海:上位陣を蹴散らす可能性大。

「荒れる春場所」はここからが本番。中盤から終盤にかけては大関同士や横綱との対戦も増え、一瞬の油断が致命傷になることもしばしば。終盤に向けて、どの力士が抜け出していくのか、最後の最後まで目が離せません。


いかがでしたでしょうか?
新横綱・豊昇龍の船出、角番琴櫻の意地、そして大の里の快進撃など、今場所も見どころ盛りだくさん。春場所はこれまで数多くのサプライズを生んできただけに、予想を覆すドラマが待っているかもしれません。大相撲ファンとしては、毎日の取組から目が離せないですね。今後も優勝争いの行方を追いかけつつ、力士たちの活躍に期待しましょう!