本日も前相撲を見に朝早くでかけた。史上最強の新弟子旭富士は難
なく勝利した。もっとたくさんみたい気がするが一番で終わった。
たくさん見られるのは序ノ口からであろう。福岡は会場まで歩き
(距離は十分あるが)で済むが、東京場所は通勤客の電車と一緒に
なるのは間違いない。
タイトルの新3強は大の里・豊昇龍・安青錦のことを指す。この方
が実態に即している。まず安青錦が小結隆の勝と対戦した。隆の勝
は馬力相撲だけに一歩間違えるともっていかれる。だが安青錦は低
く前にひたすら出ていって最後押し出してしまった。ますます強さ
を増していっている。そんな印象が強い。

大の里は霧島と対戦した。初日高安に始まり、対戦相手は半枚ずつ
下がって当たっている。霧島は先に攻められまいと果敢に出たが、
はたき込まれて勝負がついた。はたき込みは大の里の相撲とはいえ
ないが、相手をよくみてのとっさの判断だった。危なげはなく、余
裕さえ感じた。

結びに登場した豊昇龍は若隆景戦であった。さほど期待の大きい一
番には映らなかった。だが勝負は簡単に決まらずもつれそうになっ
た。だが最後は豊昇龍の攻勢で寄り切った。危なげはなかった。

豊昇龍はすでに1敗しているだけに負けられない。2差つくと地力
ではどうしようもなくなる。先場所の13勝は自信になっているよう
だ。大の里は新横綱4金星配給の屈辱を脱しつつある。年4場所制
覇すれば大の里時代である。安青錦は驚異の急成長である。どこま
で両横綱に迫れるか。ついていけたら大躍進に繋がる。