稀勢の里がいなくなった土俵はあまりにも
寂しい。観客が固唾を飲んで待つ取組が少な
すぎる。横綱・大関の出場が半分になり、
取組編成は苦しくなる一方である。10日目
森永賞は白鵬対隠岐の海戦になったが、どちら
かというと高安対貴景勝のほうが見たい取組
であった。
<貴景勝、高安に敗れ3敗目>
高安対貴景勝は両者当たりあって、激しい
突き押し合戦となった。だが、貴景勝が優っ
てむきになって攻めていくところを高安に
はたかれた。貴景勝は3敗となった。優勝
戦線から大きく後退した。大関を狙うため
には白鵬を倒して12勝がほしいところである。
また、次の場所につなげるためには、最低
でも10勝はしておきたい。
上位との対戦はないが、1敗で追走の千代の
国まで負けた。勢の出足に後退し、押し倒さ
れた。そのとき足を痛めた様子である。あま
りに痛々しく、明日からの出場が危ぶまれる
ケガである。
<千代の国、勢い戦でケガ>
全勝白鵬は隠岐の海を寄せ付けず、圧勝した。
白鵬一人全勝。追走の貴景勝、千代の国は
敗退となり、着々と白鵬優勝の流れができ
つつある。後は2敗の関脇玉鷲がどこまで
ついていくかである。白鵬戦を残している。
しかし、2差では逆転はまず難しい。
<白鵬盤石の相撲で隠岐の海を退ける>
終盤の焦点は誰が白鵬を倒すか。最大の見所
は、これしかない。
観戦の後食事はステーキです。
興味深いテーマをこれからもお届けします。
↑↑↑↑↑↑↑↑