貴ノ岩が突如2413万5256円の損害賠償請求
訴訟を取り下げた。長期化は必至と思って
いただけに、ここへきて急転直下、問題は
消滅した。理由はモンゴルにおける想像以上
のパッシングだという。兄弟にも直接及び
「裁判をやめてくれ」という悲鳴が届くよう
になっていた。
<日刊スポーツの記事>
最初に驚いたのは金額ではないだろうか。
3000万円が2413万5256円になっても驚きは
変わらない。モンゴルの平均月収は約4万円。
内訳はでていたが、目一杯以上の金額という
印象をもったのかもしれない。しかし、その
金額を捨て、自己負担するという結末という
のは、感覚的にどうなのか。これはにわかに
納得しがたいところである。
裏読みすると、訴訟はそもそも貴ノ岩が本当
に意図したことなのか。過去、十一月場所の
3日目の暴力事件発覚後、貴ノ岩は姿を消し
たことがあった。それも一時的ではない。
3月上旬までであった。この行動は貴ノ岩の
意志とは思えない。こんなことをしても何の
プラスにもならないからである。
今回の取り下げをスッキリしないととらえる
方は多いと思う。ただ、訴訟が貴ノ岩の意志
なら、こんな簡単には取り下げることはない
はずである。貴ノ岩を操作できる人物が陰に
いたと思うのが自然である。
<スポーツニッポンの記事>
理事の尾車(元琴風)、師匠の千賀ノ浦(元
隆三杉)は取り下げを「よかった」という、
談話が入っている。この意味は土俵に集中
できるという意味であって、問題がなく
なってということではない。
それにしてももっと知恵のある解決法がなか
ったのか、とつくづく思う。すべてかマイ
ナスかではあまりにも極端すぎる。
相撲博物館の展示は行司装束です。
興味深いテーマをこれからもお届けします。
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