2月7日に放送された「独占緊急特報!!
貴乃花親方105日沈黙破りすべてを語る」は
協会に申請がなかった、と協会側は怒り心頭
である。テレビ朝日は報道の一環と見解の
対立をみせ始めている
貴乃花は巡業部長でありながら、協会へ報告
しなかったことが批難されている。警察へ
被害届けを出し、「協会には警察から連絡を
いれていただけますか」と伝えた。改めて
テレビ朝日のインタビュー番組でもそう答え
ている。事件の詳細はわからなったかもしれ
ない。しかし、人任せでは巡業部長は不在も
同然である。事件がおきたことへの電話の
一報を入れることはそれほど難しいことでは
ない。そもそも巡業副部長の玉ノ井(元栃東)
は事件のことを聞いていたのか。はっきりし
ない。
11月2日 貴ノ岩、田川市役所を表敬訪問
鳥取県警が協会に電話
3日 協会、貴乃花親方、伊勢ヶ濱(元旭富
士)親方に電話ヒアリング 両親方「わから
ないと」と返答
<スポーツニッポンのスクープ>
協会に警察から連絡が入り、暴行事件と把握
したのはいつだったのか。初日前に臨時理事
会があったにもかかわらず、翌日日馬富士は
そのまま土俵に上がっている。「その責任は
きわめて重い」と貴乃花は語っている。また、
「現場にいた力士が土俵に上がるのは神事に
反する」とまでいっている。神事でない他の
スポーツでも出場をストップさせることは
ありえる。事件が発覚したのは場所中の3日
目、11月14日のスポーツニッポンによってで
ある。ここから事件をめぐって過熱な取材
合戦が始まった。
貴乃花は場所中の沈黙の理由を次のように
語っている。「私が語れば語るほどややこし
くなってしまう。協会に対して礼儀がないと
言われてもしかりだと思いますので。警察に
お願いした以上、警察の捜査が終わるまで
語ってはならないと思いますしね。最後の
最後、終わるまで語ってはならないと思い
ますしね。国家・警察に対しての冒涜になっ
てしまいますしね」警察が操作上沈黙を守る
ようにと言っているわけではなさそうである。
理由としてはいささ腑に落ちないし、弱い
ように思える。これだけの事件だから、語ら
ずに伝わることは何もない。
<貴乃花部屋の顔>
伊勢ヶ濱(元旭富士)と日馬富士が貴乃花
部屋宿舎にお詫びに来たとき、貴乃花は車中
にあり、そのまま車を出発させた。いかにも
無視した、お詫びは受け入れないという印象
を世間に与えた。この件に関して貴乃花は
「車がスタートした次点で、カメラの方が
同行されて、何十名とおられて、さすがに
そこへ降りていくという…逆に私が降りて
いくことで話題ができてしまうという、それ
は避けるべきと思って」の行動だという。
しかし、伊勢ヶ濱にその説明はしたのか。
そうでなければ不快感だけを与えたことに
なる。
そして十一月場所中、貴乃花と協会首脳の間
で決定的な溝ができることになる。
(この項目続く)
別冊付録がつく鉄腕アトムの復刻版を購入。
興味深いテーマをこれからもお届けます。
↑↑↑↑↑↑↑↑