大相撲

■23福岡3日目 琴ノ若、苦戦の中から大逆手で逆転勝ち

今日は学生の団体がかなり大勢観戦に訪れた日だっ
た。それもマス席を含めて占めていた。応援紙に城
北高校卒業生頑張れの文字が見えた。帰りは多数の
学生があふれるなかの通路・階段であった。

今日はきわどい相撲が目立った日だった。まず、後
半2番目の相撲、隆の勝対翠富士戦である。隆の勝
が出足一直線で翠富士を土俵外に吹っ飛ばしたかに
見えた。うちわは翠富士で物言いもつかなかった。
隣の客席の方と意外な結末に顔を見合わせた。上か
らでは隆の勝がかなり有利に見えた。だが、写真を
みると隆の勝の足の甲が返っていた。翠富士は九死
に一勝であった。なお、決まり手は引き落としにな
った。

<翠富士、紙一重の勝利>

ビデオが導入されたとき言われたことだが、やはり
水平カメラは必要である。特に足が俵の上が土俵外
の砂についたかは水平カメラのほうがはっきりする。
未だに水平カメラは実現していない。

続いて琴ノ若対明生戦。四つ身の争いの激しい攻防
戦になった。琴ノ若が明生の腕を抜きに出るが、明
生こらえて頭をつける体勢をつくった。琴ノ若上手
が取れないなかでしのぐ。

琴ノ若、上手を引いくも、明生下から寄り立てる。
東土俵、寄る明生。琴ノ若、しのいで投げの打ち合
い。明生再度寄り立てるも琴ノ若東土俵際、うっち
ゃり気味に仕掛ける。勝負は微妙にみえたが、その
とき明生の足が出た。なお、決まり手は珍しい大逆
手になった。

<大逆手で琴ノ若が逆転勝利>

豊昇隆は先場所、先々場所本割で負けている北勝富
士戦である。なお先々場所の優勝決定戦では勝って
いる。相撲は、北勝富士に押し込まれる場面があっ
た。最後はたき込みで勝利した。

<豊昇隆はたき込みで北勝富士から勝利>

貴景勝は文句なしの相撲で宇良を突き出した。霧島
は気迫の相撲で正代を寄せ付けず、寄り切った。隣
の席の方と慣れ親しんだ霧馬山の名のほうがよかっ
た、という点で一致した。

 

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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