日翔志は相撲少年であった。小学校にあがる前から地元の立川錬成
館相撲道場で相撲を取っていた。中学は相撲留学し、新潟県の学校
に進学した。高校は名門の埼玉栄に入った。

さらに日本大学へ進学した。卒業後は日本大学事業部に就職した。
実業団相撲選手兼大学相撲部のコーチを務めた。だが、コロナで大
会が中止になり、今後を模索することになった。
その結果、追手風(元大翔山)部屋に入門した。前相撲は沢田翔で
デビューした。序ノ口から本名の日登志から字を変えて日翔志を四
股名にした。序ノ口5勝2敗、序二段7勝で優勝。順調に踏み出し
たが、場所後の稽古で首を痛め3場所連続全休となった。動けない
時期があったほどである。

序ノ口からの出直しスタートなった。序二段、三段目で優勝して幕
下入りした。三段目のとき高橋(のちの白熊)と対戦して勝ってい
る。幕下は5場所で突破した。このとき嘉陽と3回対戦して3勝し
ている。

2023年十一月場所新十両となった。ここまでの幕下以下の成績は59
勝18敗21休であった。だが新十両では2勝13敗と惨敗した。幕下落
ちとなり、一進一退のなかで7場所かかって十両に復帰した。この
時期、若碇(現藤ノ川)と対戦して敗れている。逆に安青錦、草野
には勝っている。

再十両では3場所で新入幕を決めた。26勝19敗であった。7勝8敗
があるが、番付は現状維持だったというラッキーな面があった。
日翔志 東京出身 追手風(元大翔山)部屋
181センチ 157キロ 右四つ寄り 28歳