大相撲

■秋9日目 長足の進歩朝乃山

2019年9月16日

白星の積み重ねは、ときとして力士に勢いを
もたらす。それが8戦全勝の隠岐の海である。
だから3勝5敗の竜電は全勝の止め役には
ならないと思い、前日(8日目)は平凡な
取組と書いてしまった。竜電には失礼して
しまった。隠岐の海対竜電はまったく誰も
予想しないカタチで勝負が決まった。
190916九日目幕内 906
<隠岐の海、竜電に1敗>

立ち合いあたりあって、竜電左にまわりなが
らはたき込みにいく。隠岐の海こらえて突き
落とし気味に攻めるとき、足が流れて倒れ
こんで回転してしまった。隠岐の海の10日目
の対戦は少しも興味がわかない佐田の海戦。
ちなみに1敗明生はなぜか下位の剣翔戦。
審判部は上位好調組にあてるまでもなく、
勝ち進むことはないと思っているのだろうか。
190916九日目幕内 1138
<阿炎の猛攻>

小結阿炎対2敗朝乃山は見ごたえ十分な一戦
となった。阿炎が先手を取って激しく突き
立て朝乃山のあごが上がる。さらに阿炎が
いなすと朝乃山は大きく泳ぎ、そこを一気に
攻め込む阿炎。朝乃山を黒房下の土俵に追い
詰められる。さらにいなして追撃する阿炎。
東土俵にのど輪で朝乃山を追い込む。そこを
こらえて下から入った朝乃山が逆転の寄り
切りで決めた。
190916九日目幕内 1154
<阿炎の追撃>
よくぞ朝乃山は阿炎の執拗で激しい連続攻め
をのり切ったものである。朝乃山は鋼かゴム
か。いやバネに思えた。バネだからこそ、
はじき返し、阿炎の決定打をはね返したので
ある。朝乃山ははるかに逞しく、予想以上の
成長を遂げている。朝乃山は三役との対戦は
すべて終えた。あとは平幕だけになる。

貴景勝は玉鷲を、御嶽海は友風を退けてとも
に2敗を守った。ただ、遠藤は栃ノ心の変化
にやられ、3敗に後退した。場所の行方は
まだまだ読めない。

館内で敬老の日を感じました。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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