大相撲

■秋9日目 目を見張った白鵬と稀勢の里

2018年9月17日

優勝をねらう全勝白鵬と大関をねらう2敗
御嶽海が激突した。先場所優勝した御嶽海
だが横綱戦はなかった。それだけに白鵬戦は
試金石になる。立ち合い白鵬は素早く左上手、
いい位置を引いて出た。御嶽海左へまわり
込んでくいさがる。白鵬の上手が切れた。

白鵬はあせることなく、じっくりかまえる。
御嶽海左にまわりこんで出る。白鵬右下手
から投げで防ぐ。平成28年五月場所13日目、
稀勢の里と全勝で激突したときも下手だけで
揺さぶって勝ったことがある白鵬である。
一時白鵬は立ち腰だったが、御嶽海右四つ
では勝手が悪いのか攻めない。この状態が
続く。

御嶽海が出るところ、白鵬が腰をかまえ相手
の上手を切る。右から出し投げをうって東
土俵、寄り切った。白鵬の勝因は百戦錬磨で
あったことである。数多くの実戦で場数を
踏んでいただけに戦い方を熟知していた。
この点は御嶽海をはるかに凌駕していた。
御嶽海は3敗となり、大関昇進は微妙な展開
になってきた。

横綱大関戦が始まった。第3の横綱稀勢の里
対第3の大関栃ノ心戦である。栃ノ心は3敗
しており、稀勢の里にとっては、横綱・大関
のなかでは勝利の可能性が高い。とはいって
も栃ノ心が怪力を発揮すれば、稀勢の里は
危うい。稀勢の里左四つ、栃ノ心右四つ。
勝負のカギはどちらが得意の四つに組み勝つ
かである。

栃ノ心は立ち合いに精彩が欠ける。その分
稀勢の里が左四つ右上手を引きつけ有利に
組みとめた。栃ノ心下手からの揺さぶりも
通用せず、稀勢の里が省エネ相撲で寄り切っ
た。今日の稀勢の里は今場所最も安心して
見てられる相撲だった。ここから調子を上げ
ていけば、希望がもてる。

宇良が勝ち越しました。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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