大相撲

■福岡7日目 1敗稀勢の里・琴奨菊は優勝を争えるか

2015年11月14日

照ノ富士が勢に負けて3敗目。負け方も力なくあっさり
土俵を割った。照ノ富士は昨年の十一月場所から今年の
九月場所までの1年間、関脇以下には1場所平均1.8敗し
かしていなかった。早くも敗戦オーバーである。3横綱・
4大関のここ1年間の地位別対戦成績表を見ていただき
たい。
地位別対戦成績A
関脇以下の1場所平均負け数は以下の式で出してある。
関脇以下の1場所平均負け数=関脇以下の負け数÷
(関脇以下の勝ち数+関脇以下の負け数)×
関脇以下の1場所平均の対戦数
途中休場はまずフル出場の関脇以下の対戦数を出し、
それに途中休場数÷ フル出場の関脇以下の対戦数を
加えた値を 関脇以下の1場所平均の対戦数とした。
これを見ると1敗の稀勢の里は2.3敗、同じく1敗の琴奨
菊は3.9敗である。本当に期待していいのだろうか。し
かも稀勢の里は横綱戦4勝9敗、琴奨菊は2勝11敗であ
る。琴奨菊は大関戦も負け越している。

151114七日目幕内 1135
<大関同士の一番は琴奨菊が豪栄道を倒す>

さらに稀勢の里は大関23場所中13勝以上の成績はわずか
3度しかあげていない。琴奨菊は大関24場所中13勝以上
は皆無である。昨年の七月場所であげたたった1度の12
勝が最高の成績である。

残りの対戦相手は
稀勢の里 3横綱、3大関、隠岐の海、豊ノ島
琴奨菊 3横綱、稀勢の里、照ノ富士、妙義龍、大砂嵐、
隠岐の海
場合によっては勢が対戦する可能性がある。これを最低
7勝1敗で突破できるか。可能性は大きいとはいえない。

151114七日目幕内 944
<苦手碧山から辛勝の稀勢の里>

13勝以上が幕内でたった1度、それを優勝に結びつけた
のが、安念山、若羽黒、若三杉、北葉山、高見山、金剛、
琴富士、水戸泉、出島、武双山である。(横綱・大関戦
がない、あるいは対戦が不十分な平幕優勝は除外してあ
る)こうした先人の例があるのだから、最後まで全力を
尽くしていただきたい。

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  • この記事を書いた人

denkouriki

無類の相撲好き。きっかけは昭和42年、九重(元千代の山)が分家独立を許さない不文律の出羽海部屋から破門独立したことです。そのさい、千代の山を慕ってついていった大関北の富士がその直後の場所で初優勝した。こんな劇的なドラマを見せられたことが、大相撲から離れなくなりました。視点は監察委員を八百長Gメン、燃える要素があると強い北の富士を循環気質と呼んだ杉山桂四郎氏に。土俵の心は玉の海梅吉氏に、問題点を探るのは三宅充氏に、そして相撲の本質、真髄は小坂秀二氏に学んできました。本場所は地方場所を含めて年間半分くらい観戦しています。大相撲に農閑期はなく、随時執筆していきます。興味深く読んでいただければ幸いです。

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