幕下の上位5番に朝乃山、炎鵬が出場した。朝乃山が勝ち、炎鵬が
惜敗した。その結果朝乃山が勝ち越し、炎鵬が負け越した。明暗を
分けた結果になった。十両は草野が1敗で単独トップ。次点に2差
をつけた。草野の十両連続優勝なるか。
幕内では2人の若手力士の上位挑戦にわいた。まず、入幕2場所目
の1敗安青錦が小結2敗若隆景に挑戦した。両力士立ち上がって組
手争いの攻防となった。そのなかで若隆景があざやかな肩透かしを
決めた。両力士2敗で並んだ。

続いて関脇大栄翔に1敗伯桜鵬が上位と対戦することになった。相
撲は大栄翔が一気の突き出しで伯桜鵬を土俵外にもっていった。大
栄翔は今場所最高に強い相撲を取った。関脇以下最強を示し、7勝
3敗とした。

全勝大の里は一山本と対戦した。さほど期待ができない取組である。
一山本には大の里をくずす要因がみあたらない。相撲は、その通り
になった。大の里の一方的攻撃、追撃で押し倒した。大の里は勝っ
て当然の一番だった。

2敗豊昇龍は7敗宇良との対戦となった。これはさらに期待がもて
ない一番であった。豊昇龍がすべりでもしない限り負ける要素はな
い。相撲は、豊昇龍の激しい攻め相撲で最後送り出した。豊昇龍の
真価を問われる戦いはこれからである。
10日目を終えて全勝大の里。2差開いて2敗豊昇龍・若隆景・伯桜
鵬・安青錦となった。11日目は大の里が若隆景といよいよ激突する。